仮面ライダー THE FIRST

継ぐのは、魂
本日、東京国際映画祭で行われた「仮面ライダー THE FIRST」先行上映に行って来ました。
いやー、なんや知らん取材陣が山ほど来てた。去年やっぱりTIFFで見た「ULTRAMAN」の時より全然多かったよ。何でだろう…今さら小嶺麗奈黄川田将也を目当てに取材が殺到するとは考えにくいし…彼らの目当てはISSAなのか小林涼子なのか?

で、肝心の映画の内容。いやー、今回も井上敏樹がやっちゃってますねぇ。見事にとっちらかり&投げっ放しな内容でございましたよ。父親である伊上勝や「仮面ライダー」スタッフをリスペクトして、今回は真摯に取り組んだんじゃなかったのかorz
仮面ライダー1号・2号のスーツデザインや造形、さらにリニューアルされた本郷猛・一文字隼人の人物像は非常に良かっただけに、惜しい!惜しすぎる。話の筋をもっと絞ればいいのにね。ウエンツ瑛士小林涼子のドラマはあんなにスポット当てる必要なかったよ…。いや、やりたい事はよく分かるんたけどさ。

やっぱり今回は仮面ライダー1号・本郷猛の苦悩とショッカーとの対決、そして仮面ライダー2号・一文字隼人との相克・友情に絞るべきだったと思うね。井上敏樹仮面ライダーの脚本を書く度に「ライダーバトルしかないのか?」と言われて久しいけど、仮面ライダー THE FIRSTに登場する1号と2号はそれがないと成り立たないので今回は良し。
アクションはモロにマトリックスだったけど、それも良し。ていうかこういうのが仮面ライダーで見たかった!みたいな画が結構あったから自分的には満足。だからこそ余計にストーリーがなあ…要所要所はキチンとしてる思うから、それ以外の部分がなあ。続編があるなら、是非その辺を考慮して欲しいと切望。