機動戦士ZガンダムII-恋人たち-

新宿のレイトショーで見てきた。
今回はテレビ版第15話「カツの出撃」から第32話「謎のモビルスーツ」まで。

んー、前作「星を継ぐ者」と比べると構成がちと雑、カモ。特に前半。
まあ?省略できるエピソードが少ない上に香港四部作〜第17話「ホンコン・シティ」第18話「とらわれたミライ」第19話「シンデレラ・フォウ」第20話「灼熱の脱出」〜を冒頭の30分程度でまとめなきゃいけないので、バタバタな印象になるのはしょうがないのかもしれない。

公開前、話題になったフォウ・ムラサメ=ゆかなのキャスティングはどうかというと…個人的にはあまりいい印象を持たなかった。ゆかなのフォウは険ばかりが目立って、島津冴子のフォウにあった優しさ・儚さがまったく感じられないし。だから、特に「シンデレラ・フォウ」「灼熱の脱出」に該当するストーリー部分でのフォウの印象が、テレビシリーズとはまったく異なる。というか、ああいうシーンなのにその芝居じゃマズいだろうと思うのは自分だけかな?

声優変更といえば、マウアーはしょうがないにしてもベン・ウッダー大尉が大林隆介じゃなくなってたのがショック。あと、水谷優子から池脇千鶴にキャスト変更されたサラ・ザビアロフも…フォウよりも重点が置かれた描写がされているだけに、かなり深刻に見える。
逆にテレビから変更されて無くて良かったのはヤザン・ゲーブル役の大塚芳忠!新規作画でのハンブラビに乗って大暴れ、堪能させていただきました(笑)

ストーリー中で印象に残ったのは、カミーユのMk.IIのピンチにZガンダムで颯爽と助けに登場するアポリー!あれ?アポリーってこんなカッコ良くて強かったっけ?と思えるくらいの活躍ぶり(笑)
新規追加部分だと、カツをラーディッシュで引き受ける代わりに、エマリー中尉を一緒にラーディッシュへ寄こせとアピールするヘンケン艦長が素敵でした(笑)
それにラスト、ハマーン・カーンの登場シーンは…鳥肌ものですね。まさかあんなモビルスーツに乗って登場するとは思わなかったわ。実はテレビでも同じMSに乗って画面初登場しているんだけど、ハマーン様キュベレイって刷り込みが強いだけに(w
ラストと言えば、あれじゃシロッコアクシズ絡みのエピソードが大幅変更になると思うんだけど…どうなるのやら。

次作パート3が三部作の終章なわけだけど、「星の鼓動は愛」って副題だけはなんとかならないものかorz