修羅の刻 第二話「天下無双の器」

今回は、前半が原作のエピソードがほぼそのままで、後半がオリジナルという展開。そんな事して水増しするくらいなら、お話の密度を高めて欲しいなあ…八雲が裏柳生の刀を叩き折る部分は、テレ東規制のせいなのか変な風に改変されてるし。

今回のオリジナル部分、意図は分からなくもない。
1.柳生十兵衛(七郎は十兵衛の幼名)を先に画面に出す事
2.柳生高弟との戦いで宮本武蔵の圧倒的な強さを見せつける事
3.詩織のじいがどうなったかをキチンと見せる事

特に3.は、原作ではセリフだけで処理されている事柄なので、特に大切だとスタッフは考えたのかもしれない。だけどねぇ…
2.に至っては、前回の冒頭で見せた武蔵の立ち会いが、テレ東規制で大人しめにさえなってなければ不要のシーンだし。
武蔵がいかに強く、その武蔵が本気で相手できるのは陸奥の名を継ぐ八雲だけだと、お話を盛り上げたかった意図は裏目に出ているような?
次回は宍戸梅軒だけど、これ原作ではたったの2ページなんだよね。どうやって水増しするのか…今回を見ていたら目の前が暗くなりそう。